子どもの矯正
子どもの矯正は何歳から始めるのが良いですか?
一般的には6〜7歳前後(小学1年生〜3年生頃)、前歯の乳歯が永久歯に生え変わる時期から始めるのが理想的です。ただし、この段階で無理に始める必要はなく、小学校入学後でも十分間に合います。お子様の成長や歯並びの状態によって最適なタイミングは異なりますので、まずはお気軽に無料相談にお越しください。
子どもの矯正治療はいつまで続きますか?(治療はいつ終わりますか)
小児矯正は永久歯が生え揃うまで治療が続きます。永久歯列が完成する時期は個人差がありますが、一般的には12〜15歳頃までが目安です。この時期まで成長を利用して顎と歯のバランスを整え、必要に応じて大人の矯正に移行する場合もあります。
子どものうちに矯正をしないと将来どうなりますか?
子どもの時期に矯正しなかったからといって手遅れになるわけではありません。中学生・高校生になってからでも矯正治療は可能です。ただし永久歯が生え揃った後の年齢では、歯並びや噛み合わせを治すためワイヤー矯正が必要になり、場合によっては抜歯が必要になることがあります。特に「できるだけ抜歯を避けたい」と望む場合は、子どもの頃から顎のスペースを作っておくほうが、将来的に抜歯を避けられる可能性が高くなります。
子どもが矯正装置の痛みに耐えられるか心配です。
小児矯正の痛みは比較的少ないとされています。装置を装着した直後の2〜3日程度は歯に違和感を感じることがありますが、「痛くて我慢できない」ほどの強い痛みになることはありません。ほとんどの場合、数日もすれば違和感は慣れて、お子様でも十分に我慢できる痛みの範囲です。
小児矯正を始めれば、将来は歯を抜かずに済みますか?
成長期の顎の発育を利用することで非抜歯矯正を目指しますが、残念ながら「必ず抜歯を避けられる」とは断言できません。歯の大きさや顎の成長には個人差があるため、最終的な判断は永久歯が生え揃った時点で行います。ただし、小児矯正を行うことで非抜歯治療の可能性は大幅に向上します。
大人の矯正
大人になってからでも矯正治療はできますか?
はい、大人になってからでも矯正治療は十分可能です。年齢に上限はありません。ただし、成長期を過ぎているため子どもの矯正とは治療方法や期間が異なる場合があります。歯周病や虫歯がある場合は、まずその治療を優先して行い、口腔内の状態を整えてから矯正治療を開始します。
大人の矯正治療期間はどのくらいかかりますか?
大人の矯正治療期間は、症例の複雑さや治療方法によって異なりますが、一般的には1年半〜3年程度です。軽度の歯並びの改善であれば1年程度で完了する場合もありますが、抜歯を伴う治療や複雑な症例では3年以上かかることもあります。治療開始前の診査診断で、おおよその治療期間をお伝えいたします。
大人の矯正では必ず歯を抜く必要がありますか?
必ずしも抜歯が必要というわけではありません。歯並びの状態、顎の大きさ、歯の大きさなどを総合的に判断して、抜歯の必要性を決定します。軽度の叢生(でこぼこ)であれば、歯を削って隙間を作ったり、奥歯を後方移動させたりすることで、抜歯を避けられる場合もあります。ご希望がございましたら、まずは非抜歯での治療可能性を検討いたします。
仕事をしながらでも矯正治療はできますか?
はい、お仕事をしながらでも矯正治療は可能です。通院は月1回程度で、予約時間も調整いたします。また、見た目が気になる場合は、目立ちにくい装置(マウスピース、クリアブラケットなど)もご用意しております。営業や接客業など人と接する機会の多いお仕事の方にも適した治療方法をご提案いたします。
ワイヤー矯正
ワイヤー矯正の痛みはどの程度ですか?
ワイヤー矯正では、装置を装着した直後や調整後2〜3日間、歯が動く際の鈍痛を感じることがあります。この痛みは我慢できない程ではなく、市販の鎮痛剤で十分対処できる程度です。痛みの感じ方には個人差がありますが、多くの患者様が「思ったより痛くなかった」とおっしゃいます。痛みは徐々に軽減し、1週間程度で慣れてきます。
ワイヤー矯正中の食事制限はありますか?
ワイヤー矯正中は、装置が外れたり破損したりするリスクを避けるため、いくつかの食事制限があります。避けていただきたいのは、硬い食べ物(氷、硬いせんべいなど)、粘着性の強い食べ物(キャラメル、ガムなど)、大きな食べ物は小さく切って食べるようにしてください。ただし、基本的には普通の食事は問題なく摂取できます。
目立たないワイヤー矯正はありますか?
はい、目立ちにくいワイヤー矯正をご用意しております。クリアブラケットを使用することで、金属製の装置よりも目立ちにくくすることができます。ライフスタイルやご希望に合わせて最適な装置をご提案いたします。
ワイヤー矯正中の歯磨きはどうすればいいですか?
ワイヤー矯正中は装置の周りに汚れが溜まりやすいため、通常よりも丁寧な歯磨きが必要です。専用の矯正用歯ブラシやワンタフトブラシ、歯間ブラシを使用して、ブラケット周りやワイヤーの下を清掃します。また、フッ素入りの歯磨き粉や洗口液の使用もおすすめします。正しい歯磨き方法については、治療開始時に詳しく指導いたします。
マウスピース矯正
マウスピース矯正はどのような治療ですか?
マウスピース矯正は、透明なプラスチック製のマウスピースを使用した矯正治療です。患者様の歯型に合わせて作製したマウスピースを定期的に交換しながら、少しずつ歯を動かしていきます。取り外しが可能で、食事や歯磨きの際は外すことができるため、日常生活への影響が最小限に抑えられます。
マウスピース矯正は本当に目立ちませんか?
はい、マウスピース矯正は他の矯正と比べて目立ちにくい治療法です。透明なプラスチック製のため、装着していても至近距離でよく見ないと分からない程度です。多少は前歯のあたりにつける白いアタッチメント(白い突起物)が気になられる方もおられますが、営業職や接客業の方、結婚式や重要なプレゼンテーションがある方にも安心してご利用いただけます。周囲に気づかれることなく歯並びを改善したい方には最適な治療方法です。
マウスピース矯正で治せない歯並びはありますか?
マウスピース矯正は多くの症例に対応できますが、重度の叢生(でこぼこ)や咬合の問題、大幅な抜歯症例などでは、ワイヤー矯正の方が適している場合があります。また、歯の回転移動や歯根移動が大きく必要な症例も、マウスピース矯正では限界がある場合があります。治療前の診査診断で、マウスピース矯正の適応かどうかを詳しく検査いたします。
マウスピースは1日何時間装着する必要がありますか?
マウスピースは1日20〜22時間以上の装着が必要です。食事と歯磨きの時間以外は、基本的に装着していただきます。装着時間が短いと治療効果が得られず、治療期間が延長したり、思ったような結果が得られない場合があります。装着時間を守ることが治療成功の重要なポイントですので、患者様の協力が不可欠です。
その他
矯正治療にかかる費用はどのくらいですか?
矯正治療の費用は治療方法や症例の複雑さによって異なります。一般的には、小児矯正で30万〜70万円程度、成人矯正で60万〜120万円程度が目安となります。マウスピース矯正や舌側矯正は、通常の矯正よりも費用が高くなる場合があります。詳細な費用については、無料相談時に治療計画と合わせてご説明いたします。
矯正治療は保険がききますか?
一般的な矯正治療は保険適用外(自費診療)となります。ただし、先天的な病気による咬合異常や、顎変形症で外科手術を伴う矯正治療の場合は、条件を満たせば保険適用となることがあります。また、矯正治療費は医療費控除の対象となりますので、確定申告時に申請していただくことで税金の還付を受けることができます。
通院頻度はどのくらいですか?
矯正治療中の通院頻度は、治療方法や治療段階によって異なります。ワイヤー矯正の場合は月1回程度、マウスピース矯正の場合は1〜3ヶ月に1回程度の通院が一般的です。治療開始直後や重要な調整時期には、より頻繁な通院をお願いする場合もあります。緊急時(装置の破損など)には随時対応いたしますので、お気軽にご連絡ください。
治療後の後戻りについて教えてください。
矯正治療で動かした歯は、治療後に元の位置に戻ろうとする傾向があります。これを「後戻り」といいます。後戻りを防ぐため、治療終了後は保定装置(リテーナー)を使用していただきます。保定期間は一般的に2〜3年程度ですが、より長期間の使用をおすすめする場合もあります。定期的なメンテナンスと保定装置の適切な使用により、美しい歯並びを維持することができます。
無料相談では何をしてもらえますか?
無料相談では、お口の中を拝見して現在の歯並びの状態を確認し、適切な治療方法をご提案いたします。治療期間の目安、おおよその費用、使用する装置について詳しくご説明します。また、患者様のご質問やご不安な点についても丁寧にお答えいたします。レントゲン撮影や詳細な検査は、正式に治療を開始される場合に行います。まずはお気軽にご相談ください。
無料個別相談
お気軽にお申し込みください